
消えゆくダルマ駅:本州・四国
JR予讃線の箕浦(みのうら)は香川県最西端のダルマ駅で、隣は愛媛県四国中央市の川之江駅だ。瀬戸内海が目の前に迫っている立地にある。
□駅名 箕浦(みのうら)
□路線 JR四国 予讃線
□開業 1916年(大正5年)
□所在地 香川県観音寺市豊浜町
□マップ
□撮影年月 2024年12月

同じ予讃線には「日本で一番海に近い駅」として知られる下灘駅がある。海に近い点は同じだが、箕浦駅は交通量の多い国道が間にあること、ホームのベンチから海がよく見えないことなどで、残念ながらちょっと敵わない。




ダルマ駅での一番の萌えポイントは天井だ。元となった有蓋貨車や車掌車が持つ、屋根の絶妙なカーブがたまらない。ところがここではそれが隠されてしまっている。残念だ。
同じ予讃線の堀江駅の天井も残念な平面仕様だった。
両駅ともダルマ駅が設置されたのが1984年(昭和59年)11月であり、同じ仕様で改造・設置されたのだろう。ほかの多くのダルマ駅の設置が、国鉄分割民営化の前後である1986年(昭和61年)から1987年(昭和62年)に集中しているのに比べると、ちょっと時期が早い。先駆的事例と言えるのかもしれない。
四国にほかにダルマ駅があったかどうかわからないが、少なくとも現在はこの2駅だけだと思われる。


この通路を必ず通らないとホームに行けないのだが、両側に3段の階段がある。バリアフリー的にどうなのかと思ったら、室内に次の掲示があった。「お身体に障害のあるお客様へのご配慮について、周りにいらっしゃるお客様のご理解とご協力をお願い申し上げます」。誰かに手伝ってもらってくれ、ということだね。



最後に、交換待ちで停車している普通列車伊予西条行きと、通過する特急しおかぜ(岡山行き)・いしづち(高松行き)をコマ送りでご覧いただこう。特急はJR四国のシンボル、アンパンマン列車だった





※「ダルマ駅」とは、使わなくなった貨車(有蓋車、冷蔵車、車掌車など)を改造した駅舎の呼び名の一つ。車輪や連結器などを取り外し車体だけになった様子が、手足のない置物のだるまに似ていることが由来。


