津軽鉄道の起点駅「津軽五所川原(つがるごしょがわら)」から2つ目の駅。開業当初は地名に由来した駅名だったが、後に県立五所川原農林高等学校(通称:五農校)の新校舎が駅の南東にできたことにより、駅名を改称している。
基本情報
□路線 津軽鉄道
□開業 1935年(昭和10年)一野坪駅として開業
1941年(昭和16年)休業
1955年(昭和30年)営業再開
1974年(昭和49年)五農校前駅に改称
□所在地 青森県五所川原市大字一野坪字朝日田崎91
□マップ
□訪問年月 2023年6月
五農高前駅には列車ではなく、車でアプローチ。予備知識がないと、ただの木造の建物にしかみえない駅舎
駅に向かって左側にも、関連の木造家屋がある
青森ならではのヒバ材を使った駅舎で、2010年に建て替えられている。ずいぶん前からそこにあったように、ヒバ材の経年劣化がいい味をだしている
ホームは1面1線。線路は続くよどこまでも・・な雰囲気がとてもいい(津軽五所川原方面を撮影)
津軽中里方面を撮影。Wikipediaによれば、駅の設備には古レールが使われ津軽鉄道職員の手によるものとのこと。古レールとはホームにある赤錆びた手すりのことだろうか
だいぶ傷みが来た駅名標。左下の白い支柱が途切れているため、赤錆びの手すりに固定されている
その手すりも、腐食してかなりまずい状態
津軽中里寄りの駅名標。おそらく文字が剥げ落ちて判読にしくくなったので、上に新しい駅名看板をとりつけたと思われる
いつからそこにあるのかわからない木製の電信柱。そういえば、昔は電信柱の上部に横棒があり、そこに電線を固定していたなと懐かしく思い出す
津軽鉄道では例年9月から10月にかけて鈴虫列車が走る。車内に職員が育てた鈴虫を入れた虫かごをおき、虫の音を楽しめる。五農校前駅のこの場所でもきっと鈴虫の声が聞こえるのだろう
津軽中里寄りのホーム終端
再び、津軽五所川原方面を撮影。秋になれば黄金色の稲穂の海になる
ホーム側からみた改札付近。高校の始業間近になれば、高校生たちが一気にこの改札を通り抜けていく
駅舎内部は動画にしてあります。ぜひご覧ください!!