千国駅

 
松本(長野県)と糸魚川(新潟県)を南北に結ぶ大糸線の駅。南小谷(みなみおたり)を境に北側はJR西日本、南側はJR東日本の管轄となり、千国(ちくに)駅はJR東日本の所属となる。西側に北アルプスが連なる豪雪地帯にあり、駅のすぐ東側には一級河川の姫川が通っている。
バブル時代にはスキー列車のシュプール号でにぎわいもみせたが、今は乗降者のほとんどない静かな無人駅である。

 
 

基本情報

□路線  JR東日本 大糸線
□開業  1961年(昭和36年) 千国崎仮乗降場として開業
     1962年(昭和37年) 駅に昇格し、千国に改称
□所在地 長野県北安曇郡小谷村大字千国

□マップ

□訪問年月 2022年4月

   

 

 

線路の西側にある待合室。2016年に改修され(建て替え?)、和なたたずまいとなっている。側壁にある赤いポストは、改修前も同じ場所に設置されていた

 

  

 

南小谷方面を撮影。現在のホームは1面1線だが、1989年(平成元年)から2005年(平成17年)まで2面2線の駅だった。バブル景気で多くのスキー列車が増発され、列車交換可能な駅として機能していた

 

 

 

かつての上り線の線路は撤去され、架線も取り払われた跡がみえる(千国駅のある松本から南小谷までは電化区間だ)

 

 

 

今は朽ちるにまかせた上りホーム。その向こうに見えるのは、村営の千国崎グラウンド

 

 

 

松本方面を撮影。2面2線だった頃は、構内踏切ではなく地下通路で行き来をしていた。駅名標の向こうにある建物はトイレだが、以前はトイレ付近が地下通路への入口だった

 

 

2014年時の千国駅(Googleストリートビューより)。左手の建物が改修前の待合室で、右手にある赤い階段状の屋根が地下通路の建物。入口だった場所に、現在はトイレが設置されている 

 

 

写真中央右手には、地下通路へ続く建物が撤去された痕跡がみえる。構内踏切ではなく地下通路にしたのは、豪雪地帯という理由からだろうか

 

 

 

駅正面の右手側はシャッターが閉まっている。倉庫的な役割だろう

 

 

 

切符回収箱はステンレス製。左手に待合室の入口がある

 

 

 

和の雰囲気を踏襲した畳張りのベンチ

 

 

 

奥の扉は職員専用。一時期トイレがない駅だったが、現在は地下通路への入口だった場所にトイレが設置されている

   

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