別当賀駅

消えゆくダルマ駅:北海道

別当賀(べっとが)は、花咲線(根室本線の釧路駅-根室駅間)の駅で、フレシマ湿原(渡邊野鳥保護区フレシマ)の北側にある。「湿原の中を走る花咲線の列車」という写真や動画は、別当賀-落石間の湿原付近を撮したものも多いのではないか(場所の確証はないが)。

基本情報

□駅名  別当賀(べっとが)
□路線  JR北海道 根室本線
□所在地 北海道根室市別当賀
□マップ

□撮影年月 2022年9月

駅の周辺は平地で開けた感じがあり、以前は集落の中心地だったような雰囲気があるが、いまは建物がほとんど見当たらない
駅舎の向こう側に線路があり、少し先を道道142号が通っている。そこから南がフレシマ湿原だ
駅前の草むらに、古い駅名標が立てかけてあった。「野鳥の宝庫 風蓮湖」とあるが、一番近い湖岸までは5kmぐらいある

右(釧路方)の隣駅が初田牛(はったうし)になっているが、初田牛駅は2019年に廃止されて、2025年11月現在の隣駅は厚床(あっとこ)だ。初田牛駅についてはこちら。

 

釧路方
根室方

室内を撮影するためにドアを開けようとして驚いた。人がいたのだ! 釧路行きに乗るのだとすると、まだ30分以上時間があるのだが…。

というわけで、今回室内の写真はなし。ダルマ駅室内に列車待ちの人がいたのは、唯一ここだけだ。

 

※「ダルマ駅」とは、使わなくなった貨車(有蓋車、冷蔵車、車掌車など)を改造した駅舎の呼び名の一つ。車輪や連結器などを取り外し車体だけになった様子が、手足のない置物のだるまに似ていることが由来。

 

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