尾白内駅

消えゆくダルマ駅:北海道

尾白内(おしろない)駅は、函館本線の「砂原(さわら)支線」と呼ばれる区間にある。

大沼と森の間の函館本線は、駒ヶ岳の西側を通る本線と、東側を通る砂原支線の2ルートがある(どちらも単線)。砂原支線は、本線の急勾配を避けるためのバイパスとして、昭和初期に建設された。現在、特急はすべて本線、貨物列車は上りが砂原支線・下りが本線を経由している。普通列車は両ルートとも1日に5~7本が運行されている。

 

基本情報

□駅名  尾白内(おしろない)
□路線  JR北海道 函館本線(砂原支線)
□所在地 北海道森町尾白内町
□マップ

□撮影年月 2025年10月

 

尾白内駅は、北海道に現存する多くのダルマ駅とは違う特徴が3つある。

1つめは、画一的な「水色とベージュのツートンカラー」でもなく、小学生が描いた絵でもない、独特のデザイン
2つめは、駅前の敷地とホームとに高低差があること。5段の階段をのぼる
3つめは、2つめと関連するが、入口が1つ(片方の側面)しかないことだ

同様の駅としては、道南いさりび鉄道の釜谷駅がある。

さらに室内は、ダルマ駅の中でも1、2を争うシンプルさ
簡素さが潔い。お決まりの掃除用具と千羽鶴もない
この先、線路は駒ヶ岳を右に見ながらぐるっと周回し、大沼、函館へと続く。このあと、上り(函館方面)貨物列車が通過したが、すでに駅を去ろうとしていたところだったので、写真を撮りそびれた

 

※「ダルマ駅」とは、使わなくなった貨車(有蓋車、冷蔵車、車掌車など)を改造した駅舎の呼び名の一つ。車輪や連結器などを取り外し車体だけになった様子が、手足のない置物のだるまに似ていることが由来。

 

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