新潟県糸魚川(いといがわ)市の青海(おうみ)から市振(いちぶり)までの海岸線は、「親不知(おやしらず)」と呼ばれる地区で断崖絶壁が15kmにわたり続く交通の難所として有名な場所だ。北アルプスの急峻な山並みが日本海に押し寄せるように迫り、ごくわずかな平地に「歌」と「外波(となみ)」、2つの集落があるのみだ。この地区に当時の北陸本線が延伸し親不知駅が開業した1912年(大正元年)に、旧親不知トンネルを含め4基のトンネルが竣工している。
親不知駅のホームでは、地形の特殊性を象徴する海沿いギリギリを通る国道や北陸自動車道が眼前を横切り、その向こうに日本海が垣間見える。
基本情報
□路線 えちごトキめき鉄道(ETR)日本海ひすいライン
□開業 1912年(大正元年)開業
□所在地 新潟県糸魚川市大字歌字平18
□マップ
□訪問年月 2020年9月