木造駅

 
1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけて、地域振興の目的で実施された「ふるさと創生事業」。青森県の木造町(現つがる市)は、地元の亀ヶ岡遺跡から発掘された遮光器土偶をモチーフに、木造(きつくり)駅と巨大な土偶を合体させた駅舎を造った。
令和に入り駅舎の改修工事が行われ、土偶の目がLED照明で七色に光るようにパワーアップし、亀ヶ岡遺跡への玄関口となっている。
 

基本情報

□路線  JR五能線
□開業  1924年(大正13年)開業
□所在地 青森県つがる市木造房松10
□マップ

□訪問年月 2023年7月、2020年9月

  

 

2020年訪問時、駅に停車した列車から駅名標を撮影。現在のホームは1面1線、JR五能線は単線で全線非電化である

   

 

ホームから駅舎を撮影。壁に描かれた遮光器土偶の目が怪しく光る

 

 

ホームから駅前広場・駐車場を撮影。左手には縄文公園がある。この時は途中下車しなかったので、駅の外にでることができなかった

  
  

2023年、木造駅を再訪問。今回は駅舎の全景を撮影することができた。2階建ての駅舎を突き抜けるほどの土偶の大きさに、圧倒される

 

 

遺跡から出土した遮光器土偶。各パーツの比率は少し違うが、基本的な形状はそっくりで、なにより土偶の質感の再現はなかなかのもの。とてもコンクリート造には見えない
写真出典:Wikipedia パブリックドメイン

 

 

2020年(令和2年)4月、バリアフリー化をメインに駅舎が改修され、それにあわせ土偶も再塗装された。列車到着の3分前には目が光りはじめ、列車が出発するまで目の光が七色に変化するようになった。今回タイミングが合わず怪しい眼の光を見られなくて非常に残念

 

 

地元での愛称は「しゃこちゃん」。とてもかわいい

 

 

駅舎内には、つがる市観光案内所があり、遮光器土偶グッズなどが置かれている。大きなガラス窓の向こうにホームが見える

  

 

待合室の反対側には切符売り場があり、早朝と夜は営業時間外で無人となる。木造駅は東北の駅百選に認定されている

 
  

駅前広場の一角に、由緒のありそうな建物がある。もう閉院してしまったようだが、かつては歯科医院だったようで、2階窓の奥に白い診療機器が見えた

 

 

木造駅に向かって右手には駐車場があり、その奥に縄文公園がある。公園には縄文時代風の東屋などがあり、憩いの場所となっている。この時は気が付かなかったのだが、後日、航空写真でみてみると驚きの秘密が!どうぞ、次の航空図をご覧ください

 

 

 

 

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