東京・埼玉を南北に結ぶ八高線の前身、八高北線が倉賀野から児玉まで開通した際に開業した駅。駅の名前は、開業当時に丹生(たんしょう)村だったことに由来する。1947年(昭和22年)から約40年間、後に上武鉄道となる日本ニッケル鉄道(日丹線)の起点駅でもあった。
丹荘駅は神川町(かみかわまち)唯一の鉄道駅で、地元小学校児童の製作協力で完成した新駅舎は、冬に咲くフユザクラをイメージしたデザインになっている。
基本情報
□路線 JR東日本 八高線
□開業 1931年(昭和6年)
2019年(令和元年)新駅舎竣工
□所在地 埼玉県児玉郡神川町大字植竹783
□マップ
□訪問年月 2021年9月
八王子方を撮影。現在は1面1線のホーム
以前は2面2線の相対式ホームだった。使われなくなったホームには雑草が茂っている
高崎方を撮影。中央にある空き地のあたりに、上武鉄道の専用ホームがあった
改札前にはホームの幅ほどある庇がでており、ベンチに座る人の雨避けになっている
駅舎からホームを撮影
1日の平均乗車人員は269人(2010年データ)。当駅を含む高麗川より北の区間は非電化。埼玉県では唯一である
出窓に置かれた本
駅舎内の壁に掲示されていた写真。日丹線を走行していた蒸気機関車
貨車と客車をひっぱる機関車。郷愁を誘う光景だ 駅舎内の写真から拡大表示
駅舎の前面にあるパネルは縦2m×横3m、丹荘小学校の5、6年生の児童が手形を押し、城峯(じょうみね)公園のフユサクラを駅前に再現した