艫作駅

 
JR五能線の中でも難読駅として知られる艫作駅。つい「ろさく」とか「ろつくり」などと読んでしまうが、「へなし」と読む。駅が立つ場所が舮作(「舮」は略字)という地名であることに由来する。
当駅は、五能線が全線開通した年に開業。駅舎は老朽化により近年建て替えられており、新駅舎は深浦の海と北前船(きたまえぶね)をモチーフにした斬新なデザインとなっている。
 
 

 

 
 

 

基本情報

□路線  JR東日本 五能線
□開業  1936年(昭和11年)開業
□所在地 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝124
□マップ

□訪問年月 2020年9月

  

 

艫作に到着した普通列車。以前は快速列車が停車していたこともあったが隣のウエスパ椿山駅開業に伴い、現在は普通列車のみが停車する


別塗装を連結した2両編成。私以外に下車した乗客が1人いて少し驚く(おそらく不老不死温泉の泊り客ではないかと)

 

列車は次の「ウエスパ椿山」駅に向けて出発。2020年10月でリゾートホテルのウエスパ椿山が閉館することになるため、艫作駅とウエスパ椿山駅両方の、今後の運行ダイヤなどが変更になる可能性がありそうだ

  
 

ホームは1面1線。以前は2面2線だったため、本線のレールの横にもう1つレールがみえる。樹木が生い茂っている時期なのでホームの跡のようなものは確認できなかった




ホーム側から見た駅舎。壁は深浦の海をイメージして青く塗られ、屋根の上から北前船に模した船のへさきが飛び出している。北前船とは、北海道や日本海の港と大阪の港を瀬戸内海を通って行き来する船のことで、江戸時代から明治にかけて活躍した ☆クリックで拡大

 
 

左手には待合室があり、右手にはサウナのような階段イス。木で作られていると風情がある

 
 

駅舎を抜けてホーム側を臨む。船尾に駅名看板が取り付けられている。駅の正面なのだから、こちらにへさきを向けるという考え方もあるだろうが、出港するイメージということか。雲のない青空なら空に浮かぶ船のようにも見えるかもしれない ☆クリックで拡大

 
 
 

艫作駅から徒歩圏内に、海を臨む露天風呂として有名な黄金崎不老ふ死温泉がある  ライセンス:Hitachi-Train / CC BY-SA

 
 

 
 

 

姉妹サイト「探検ウォークしてみない?」でも関連記事を掲載しています。

おすすめの記事