道南いさりび鉄道 北海道ダルマ駅 釜谷駅 消えゆくダルマ駅:北海道 深い青色、対照的な白、そして駅名と足場にワンポイントの赤。道南いさりび鉄道の釜谷(かまや)駅に近づくと、この鮮やかな色合いが目に飛び込んでくる。 ホーム側も同じデザイン。こちらも庇(ひさし)の赤がワンポイントとして効いている 基本情報 □駅名 釜谷(かまや)□路線 道南いさりび鉄道線□... 2025年11月29日 makimuraakiko
道南いさりび鉄道 北海道ダルマ駅 東久根別駅 消えゆくダルマ駅:北海道 道南いさりび鉄道の東久根別(ひがしくねべつ)駅は、“市街地”と言える場所にあり、現在北海道にあるダルマ駅の中では一番利用者が多いかもしれない。 木古内方面を望む。周辺は住宅が多い 駅の開業当初からダルマ駅だったという、非常に珍しい駅だ(もしかしたら唯一かも)。 東久根別が臨時乗降場として開業し... 2025年11月28日 makimuraakiko
JR函館本線 北海道ダルマ駅 尾白内駅 消えゆくダルマ駅:北海道 尾白内(おしろない)駅は、函館本線の「砂原(さわら)支線」と呼ばれる区間にある。 大沼と森の間の函館本線は、駒ヶ岳の西側を通る本線と、東側を通る砂原支線の2ルートがある(どちらも単線)。砂原支線は、本線の急勾配を避けるためのバイパスとして、昭和初期に建設された。現在、特急はすべて本線、貨物列車... 2025年11月27日 makimuraakiko
JR函館本線 北海道ダルマ駅廃駅 中ノ沢駅(廃駅) 消えゆくダルマ駅:北海道 函館本線長万部駅の一つ南の隣駅だった中ノ沢駅は、2024年3月に廃止された。廃駅になっても数年は駅舎が残っている場合が多いが、廃駅となった1年半後に訪ねたところ、すでにダルマ駅舎がなくなっていた。 廃止前(2018年)の中ノ沢駅(写真:Mister0124, CC BY-SA 4.0) 基... 2025年11月26日 makimuraakiko
JR函館本線 北海道ダルマ駅 二股駅 消えゆくダルマ駅:北海道 函館発札幌行きの特急北斗は、長万部(おしゃまんべ)まで函館本線を北上したあと、室蘭本線に入って洞爺、東室蘭、苫小牧と進んでいく。長万部から先の函館本線は海岸を離れて山の中に向かい、ニセコ、倶知安(くっちゃん)、小樽(おたる)を経由して札幌、旭川まで続いている。 長万部から函館本線を山の中に向か... 2025年11月25日 makimuraakiko
JR日高本線 北海道ダルマ駅 浜厚真駅 消えゆくダルマ駅:北海道 浜厚真(はまあつま)は不思議な駅だ。周辺に住宅などがほとんど見当たらないわりに、利用者はそこそこいる。Wikipediaによれば、近年は1日あたり20人ぐらいの乗車人員があるようだ。 壁面の絵は地元の小学生のアイディアを基にしたものらしい。だいぶ錆が浮き出てしまっているが ホーム側から撮影。壁... 2025年11月24日 makimuraakiko
JR留萌本線 北海道ダルマ駅廃駅 大和田駅(廃駅) 消えゆくダルマ駅:北海道 大和田駅は、2023年3月に行われた留萌本線の石狩沼田-留萌間の廃止にあわせて廃駅になったが、2025年9月現在、ダルマ駅舎は隣の幌糠駅と同様、撤去されずに残っている。 大和田という地名は、福井県敦賀生まれの実業家大和田荘七に由来する。近くにある同氏所有の大和田炭砿から石炭を運搬する目的のため... 2025年11月23日 makimuraakiko
JR留萌本線 北海道ダルマ駅廃駅 幌糠駅(廃駅) 消えゆくダルマ駅:北海道 幌糠(ほろぬか)駅は、2023年3月に行われた留萌本線の石狩沼田-留萌間の廃止にあわせて廃駅になったが、2025年9月現在、ダルマ駅舎は撤去されずに残っている。 基本情報 □駅名 幌糠(ほろぬか)□路線 JR北海道 留萌本線□廃止 2023年4月□所在地 北海道留萌市留萌村幌糠□マッ... 2025年11月21日 makimuraakiko
JR留萌本線 北海道ダルマ駅廃駅 恵比島駅(廃駅) 消えゆくダルマ駅:北海道 ドラマや映画の舞台となった駅は、その後もしばらく脚光を浴び続けることがある。 留萌本線の恵比島(えびしま)駅もその一つで、1999年に放送されたテレビドラマ(朝ドラ)「すずらん」の撮影に使われた。「すずらん」では架空の「明日萌驛」(あしもいえき)として設定され、古いイメージの駅舎を新たに建設。... 2025年11月21日 makimuraakiko
JR宗谷本線 北海道ダルマ駅 智恵文駅 消えゆくダルマ駅:北海道 智恵文(ちえぶん)駅の駅舎の前に自転車が2台! “現役の駅である”ことをリアルに感じさせてくれる光景だ。ダルマ駅は多くが列車本数の少ないところにあり、利用客があることを感じるチャンスが少ないのだ。 智恵文駅は宗谷本線の名寄と美深の間にある(それぞれ2駅目の隣だが)。2025年現在宗谷本線にある... 2025年11月20日 makimuraakiko
JR宗谷本線 北海道ダルマ駅 筬島駅 消えゆくダルマ駅:北海道 稚内に向かう宗谷本線の列車は名寄を出てからずっと北上していくが、音威子府(おといねっぷ)で西に90度進行方向を変える。そのあと少しして着くのが筬島(おさしま)駅だ。さらに西に向かったあと、佐久駅付近でまた90度曲がり、再び北に向かう。 (地図:国土地理院) 音威子府駅から佐久駅の区間は渓谷にな... 2025年11月19日 makimuraakiko
JR宗谷本線 北海道ダルマ駅 問寒別駅 消えゆくダルマ駅:北海道 宗谷本線の問寒別(といかんべつ)駅には活気が感じられる。その一番の理由は、駅舎を覆う金属の波板のオレンジ色だろう。 こんな派手な色はほかにない さらに赤いポスト(駅前にあるのは珍しい)、そしてその向こうに見えるトイレも“現役感”に役立っている。 現存する宗谷本線のダルマ駅(5駅)はいずれも室内... 2025年11月18日 makimuraakiko
JR宗谷本線 北海道ダルマ駅 下沼駅 消えゆくダルマ駅:北海道 名寄から稚内に向かう宗谷本線の列車が下沼駅に近づくと、ちょっと情けない表情をした、縫い傷が2つある顔が見えてくる。 駅舎の車体側面にも同じ顔があるが(口が見えなくなっているけど)、眠そうな目は逸らされてしまった 左下に全身像が描かれているが、これは幌延町が制作した当駅のイメージキャラクター「ぬ... 2025年11月17日 makimuraakiko
JR宗谷本線 北海道ダルマ駅 勇知駅 消えゆくダルマ駅:北海道 勇知(ゆうち)駅は、現在「日本最北端の無人駅」となっている。2025年3月まで「日本最北端の無人駅」は稚内に向かって次の抜海駅だったのだが、同駅の廃止に伴い、当駅がそに称号が移管された。 基本情報 □駅名 勇知(ゆうち)□路線 JR北海道 宗谷本線□所在地 北海道稚内市抜海村□マップ ... 2025年11月15日 makimuraakiko
JR宗谷本線 北海道廃駅 抜海駅(廃駅) 宗谷本線の抜海(ばっかい)駅は1924年(大正13年)6月開業。ちょうど100年目を過ぎた翌年の2025年3月に廃止され、7月から8月に駅舎が解体された。上掲の写真は解体後、更地になった状態。 ほぼ同じ場所を写した解体前の駅舎。開業時からの建物を改修しながら使用していた(写真:まりこげ/写真AC) 基本情報 □駅名... 2025年11月15日 makimuraakiko
JR根室本線 北海道ダルマ駅 尾幌駅 消えゆくダルマ駅:北海道 花咲線(根室本線の釧路駅-根室駅間)にある尾幌(おぼろ)駅は、メルヘン調イラストのペイントが目に焼きつく、記憶に残る駅だ。上掲写真はホーム側から写したもの。 こちらは駅前から。側面のイラストは両方ほぼ同じだが、動物の配置が少し異なっている 車体前後面も動物の顔の位置がちょっとだけ違う。こちらの... 2025年11月15日 makimuraakiko
JR根室本線 北海道ダルマ駅 別当賀駅 消えゆくダルマ駅:北海道 別当賀(べっとが)は、花咲線(根室本線の釧路駅-根室駅間)の駅で、フレシマ湿原(渡邊野鳥保護区フレシマ)の北側にある。「湿原の中を走る花咲線の列車」という写真や動画は、別当賀-落石間の湿原付近を撮したものも多いのではないか(場所の確証はないが)。 基本情報 □駅名 別当賀(べっとが)□路線 ... 2025年11月14日 makimuraakiko
JR根室本線 北海道ダルマ駅 西和田駅 消えゆくダルマ駅:北海道 西和田駅は根室本線のうち、花咲線と呼ばれる釧路駅-根室駅間にある。 西和田という駅名は、明治初期、この一帯を開拓した屯田兵の大隊長の名字「和田」が地名となったことに由来する。アイヌ語由来の地名や駅名が多数を占める北海道において、和名の駅名はわりと珍しい。 基本情報 □駅名 西和田(にしわだ)... 2025年11月13日 makimuraakiko
JR釧網本線 北海道ダルマ駅 美留和駅 消えゆくダルマ駅:北海道 美留和(びるわ)駅は、数あるダルマ駅のなかで最も地元に愛されているかもしれない。きれいに塗装され、定期的な清掃も行われている。近くに住む人は「駅の廃止も検討されているようだけど、なくなってほしくない」と話す。 基本情報 □駅名 美留和(びるわ)□路線 JR北海道 釧網線□所在地 北海道弟子... 2025年11月12日 makimuraakiko
伊予鉄道 愛媛県 石手川公園駅 伊予鉄道横河原線は、松山市駅と横河原駅を結ぶ東西に延びた全長13.2kmの路線だ。全通したのは1899年(明治32年)と古いが、石手川公園駅が開業したのは1972年(昭和47年)で路線が電化された後にできた比較的新しい駅である。駅の一部となっている石手川橋梁は、移設されていない橋としては、現役で稼働している国内で最古... 2025年6月28日 makimuraakiko
野岩鉄道 栃木県 龍王峡駅 栃木県と福島県を結ぶ野岩(やがん)鉄道の会津鬼怒川線は、1986年に全9駅で開業。龍王峡は起点の新藤原の次に位置する駅である。日光国立公園内にある景勝地「龍王峡」の最寄り駅だ。鬼怒川の流れが火山岩を浸食してできた峡谷が、龍の姿を思わせることに由来する。 基本情報 □路線 野岩鉄道 会津鬼怒川線□開業 1986... 2025年1月1日 makimuraakiko
JR津軽線 青森県東北の駅百選休止駅 三厩駅 JR東日本の津軽線(青森~三厩)の終点であり、津軽半島最北端の駅。いつか必ず行こうと思っていたが、2022年夏の豪雨災害で、現在は蟹田から三厩までが不通となり運休している。このまま不通区間廃線案も見え隠れする中、車で三厩駅を訪問した。 基本情報 □路線 JR東日本 津軽線□開業 1958年(昭和33年)三厩(み... 2023年10月26日 makimuraakiko
津軽鉄道 青森県 五農校前駅 津軽鉄道の起点駅「津軽五所川原(つがるごしょがわら)」から2つ目の駅。開業当初は地名に由来した駅名だったが、後に県立五所川原農林高等学校(通称:五農校)の新校舎が駅の南東にできたことにより、駅名を改称している。 基本情報 □路線 津軽鉄道□開業 1935年(昭和10年)一野坪駅として開業 1941年(... 2023年9月17日 makimuraakiko
大井川鉄道 秘境駅廃駅静岡県廃線 堂平駅(廃駅) 中部電力の専用線として、大井川ダムから堂平(どうだいら)までが開業。大井川鉄道に引き継がれた後も貨物駅として使用された。1971年に同区間は休止となり、堂平は事実上の廃駅となった。大半の線路は撤去されずに今も残っており、2013年(平成25年)「廃線小路」として井川湖畔散歩道が整備された。 基本情報 □路線... 2023年8月27日 makimuraakiko
JR根室本線 北海道廃駅 初田牛駅(廃駅) 釧路本線が、釧路より東に延伸する中、1920年(大正9年)、厚床(あっとこ)から西和田まで延伸。その際、初田牛(はったうし)、別当賀(べっとが)、落石(おちいし)の3駅もあわせて開業した。1921年には、滝川から根室までが全通し、根室本線と改称された。初田牛の1日平均乗車人員は2015年以降は1名以下となり、2019... 2023年8月21日 makimuraakiko
北陸鉄道 廃駅廃線石川県 加賀一の宮駅(廃駅) 1926年(大正15年)に金明鉄道が白山下と加賀広瀬(後の広瀬)間を開業。その後、神社前(後の加賀一の宮)に延伸した。1943年(昭和18年)に、北陸鉄道金名線となる。同駅は石川線の終着駅でもあった。豪雨や手取川橋梁の老朽化などにより、1987年(昭和62年)に金名線全線が廃止。その後、石川線の鶴来(つるぎ)と当駅ま... 2023年8月20日 makimuraakiko
JR五能線 青森県東北の駅百選 木造駅 1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけて、地域振興の目的で実施された「ふるさと創生事業」。青森県の木造町(現つがる市)は、地元の亀ヶ岡遺跡から発掘された遮光器土偶をモチーフに、木造(きつくり)駅と巨大な土偶を合体させた駅舎を造った。令和に入り駅舎の改修工事が行われ、土偶の目がLED照明で七色に光るよ... 2023年8月18日 makimuraakiko
大井川鉄道 秘境駅静岡県 川根小山駅 大井川鉄道が大井川ダムから堂平までの中部電力専用線を引き継ぎ、1959年(昭和34年)に大井川鉄道井川線として旅客営業を開始した。川根小山はそのときに開業した駅である。簡素なホームながら相対式2面2線で、列車交換も可能な駅となっている。川根小山の周辺は、高低差のある大きな蛇行が見られる。 基本情報 □路線 ... 2023年8月7日 makimuraakiko
青函トンネル竜飛斜坑線 青森県 青函トンネル記念館駅 青函トンネルが完成し、供用開始した年に青函トンネル竜飛斜坑線が開業。青函トンネル工事用の斜坑を利用したケーブルカーで、鉄道事業法に基づき運営されている。2023年現在、地上の青函トンネル記念館駅と、海面下140mにある体験坑道駅の2駅を結ぶ。駅のある青函トンネル記念館は冬季に閉鎖されるため(団体見学など例外あり)、同... 2023年7月28日 makimuraakiko
津軽鉄道 秘境駅青森県 毘沙門駅 津軽半島の中央部を縦貫する津軽鉄道。毘沙門(びしゃもん)駅は、起点の津軽五所川原から4つ目の駅だ。鉄道林に囲まれた秘境感漂う駅だが、隣には高齢者施設があり、駅の南側を通る道は意外に行き交う車もそこそこある。毘沙門という地名が駅名の由来と思われるが、なぜこの名前がついているのか確固たるいわれはわからない。戦国時代の武将... 2023年7月27日 makimuraakiko