一ノ関から摺沢(すりさわ)まで、大船渡線(おおふなとせん)が新規開業したのが1925年(大正14年)のこと。一ノ関の次駅である真滝は、そのタイミングで開業した大船渡線で最も古い駅の一つだ。真滝駅周辺の土壌には「亜炭(あたん)」と呼ばれる炭化度の低い石炭が多く含まれており、真滝駅から多くの亜炭が出荷されていたという。
無人化されたのは1986年(昭和61年)。1998年(平成10年)に建て替えられた木造風の簡易駅舎は、かつて盛んだった林業の香りを残す。
☆写真提供 J.A.様
基本情報
□路線 JR東日本 大船渡線
□開業 1925年(大正14年)開業
□所在地 岩手県一関市滝沢字館下1
□マップ
□訪問年月 2021年7月 2022年1月
なお、こちらの方のサイトに、
1990年頃の上の写真と同じ角度で撮影した写真が掲載されています。駅舎も建て替え前で、古い駅舎は明治・大正時代に作られた駅舎の特徴がいくつかみられます。30年前は杉の樹も、屋根をちょっと上回るぐらいだったんですね。
----- 2022年1月 真冬の真滝駅、列車から撮影しました -----
今回の記事を書くにあたり、以下のサイトを参考にしました。
※ 広報いちのせき シリーズ駅大船渡線「Local Station」vol.12