奥新川駅

 
1937年(昭和12年)に仙山線が全線開通し、奥新川(おくにっかわ)駅はそのタイミングで開業した。面白山高原駅に次いで標高が高く、仙山線において宮城県で最も西に位置する駅である。古くは秋保鉱山の開発で集落が形成され、その後も仙山線工事の作業員で賑わいをみせたが、年々過疎化が進んでいる。
以前は市営のキャンプ場も近くにあったが、現在は老朽化により閉鎖。また徒歩圏内に土木遺産に認定されている奥新川直流変電所跡がある。

 
 

基本情報

□路線  JR東日本 仙山線
□開業  1937年(昭和12年)開業
□所在地 宮城県仙台市青葉区新川字岳山1


□マップ

□訪問年月 2020年11月

  

 

ホームは2面2線。手前が仙台に向かう上りホーム(1番線)。奥が山形に向かう下りホーム(2番線)。写真左に見えるのは下りホームにある待合室

 
 

2000年~2007年の1日平均乗車人数は約17人。春から秋にかけてはもう少し人数は多いのかもしれない

 
 

背後の山と一体化している下りホーム。上りホームにある改札に行くには、ホームの端(山形寄り)にある構内踏切を渡る

  
 

上りホームにあるハイキングコースの掲示板。倒木・土砂崩落・橋老朽化などで通行止めが多数あるため、事前に十分チェックしたい

 

 

上りホームにある改札へ向かうゲート。けっこう立派な造りだ




自ら「秘境」と名乗る奥新川駅 笑 階段降りて正面が待合室で、その手前を左に行けばトイレがある

  
 

ホームから短い階段を下りた場所、右手にある乗車券回収箱。秘境駅は古いものが多いが、奥新川の回収箱はかなり新しい

 
 
 

左手にはトイレ

 

 

小さな待合室には、昔は駅員さんがいたであろう窓口の名残がある

 
 
 

待合室の壁に掲示されていた奥新川国鉄時代の写真の数々。多くの人々がこの場所で生活を営んでいた確かな証だ  ☆クリックして拡大

 
 

奥新川駅外観

 
 

駅前には奥新川食堂があるが、コロナ禍でもあり現在営業しているかどうかは不明

 
 

 

紅葉深まる奥新川渓谷。新川ライン吊橋も通行不可となっている(2020年11月時点)

 

 

 

仙山線の貴重な遺構である奥新川直流変電所跡

 
 
 

  

 

 
 

 

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