日出谷駅は、岩越線(のちの磐越西線)が全通した際の最後の区間(野沢-津川)にある。最も奥地で最後に開業した駅である。福島県の郡山と新潟県の新津を結ぶJR磐越西線では、喜多方より西の区間は非電化となっている。
かつては機関車駐泊所や転車台、給水施設など鉄道拠点として賑わったこともあったが、現在は無人駅となっている。臨時快速として蒸気機関車がけん引する列車が走り、日出谷も停車駅となったことから、現在は週末などに賑わいを取り戻している。
基本情報
□路線 JR東日本 磐越西線
□開業 1914年(大正3年)
□所在地 新潟県東蒲原郡阿賀町日出谷乙3401
□マップ
□訪問年月 2020年11月
1面1線のホームから、新津方向を臨む。写真右手奥には転車台や関連施設などがあった
待合室から会津若松方向を臨む
駅出口近くに掲示された運賃表。一駅ごとの料金の上がり方が都会とは違う
同じく駅出口近くにあった日出谷駅周辺ガイドマップ。奥阿賀野遊覧船に乗ってみたい ☆クリックで拡大
簡易駅舎の壁には時刻表。上り下りとも1日7本、朝夕の時間帯に集中している
2010年(平成22年)10月に設置された簡易駅舎と春を待つ桜の樹
駅を出てすぐ左手にある木造りの建物は当麻公民館。トイレを利用できる
公民館の前にバス停「日出谷駅前」がある。日出谷-鹿瀬(かのせ)-津川の区間を平日のみ3往復している
公民館から線路方向を臨む。写真手前右手にトイレへの入り口がある
公民館の駅に近い側の一画が、バスや駅利用者の待合室となっている。天井が高く木造りのステップフロアが洒落ている
待合室に貼られた「ひとの驛 ひでや」待合人心得 ☆クリックで拡大
少し薄暗くなってきたホームに、丸くて黄色いライトのついた列車が入ってきた。ちょっとうれしい