北上線は、岩手県の北上から秋田県の横手までの61.1kmの路線だ。北上盆地を南北に走る東北本線と横手盆地を走る奥羽本線をつなぐ路線で、奥羽山脈を横断して東西に列車は走る。
和賀仙人駅は、黒沢尻(現在の北上)を起点とする東横黒軽便線の駅として現駅よりも少し西で開業。1962年(昭和37年)、湯田ダム建設による一部区間の線路付け替えにより、現在の位置に移転した。
1999年(平成11年)に新しい駅舎に建て替えられている。
基本情報
□路線 JR東日本 北上線
□開業 1921年(大正10年)
□所在地 岩手県北上市和賀町仙人7地割18
□マップ
□訪問年月 2021年10月
和賀町は「わが」と濁点がつくが、駅の名前はなぜか「わか」と濁点がとれる
北上方を撮影。ホームは1面2線。写真だとホームの右手がすぐ盛り土のようにみえるが、ホーム下に線路がある
ホームの横手側終端に、構内踏切がある。右手に見えるのは駅舎
ホームの終端はゆるやかなスロープになっていて、手すりもついている
和賀仙人を出発し、ゆだ錦秋湖に向かう下り列車。北上線は全線非電化の単線である
構内踏切から北上方を見る。左手に前面がロータリー仕様の除雪車が停車している
構内踏切を渡り、駅舎に向かう
駅舎の入り口ドアの横には、切符回収箱
説明がなければ、どこかのご自宅のリビング?と見間違うような、超アットホームな小さな待合室
鴨居にかけられた傘も、もしかすると一時的お借りできるものだろうか。そういえば以前に訪問した信越本線の越後岩塚駅にもカラフルな傘が何本も並んでいた
ホーム側を振り返る。壁のいたるところに、小さなぬいぐるみがぶら下がっている
駅舎をでるとすぐ左手に、トイレがある
和賀仙人駅全景。冬になれば積雪は2mを超えることもあり、あたり一面は銀世界となる。明治後期に仙人山鉄山の製鉄所と黒沢尻間に敷設された和賀軽便人車鉄道(のちに馬車となる)があったころの賑わいも、今は昔の和賀仙人駅である