吉里吉里駅

 
吉里吉里と書いて、「きりきり」と読む。大変珍しい名前の駅で、大槌町の吉里吉里という土地名に由来すると思われる。作家の井上ひさし氏のベストセラー「吉里吉里人」の舞台となった村は別の場所にあるが、ネーミングのもとになった地名であることから注目をあびた。
あたたかな木彫りの動物駅員がいる駅でもある。

 
 

基本情報

□路線  三陸鉄道 リアス線
□開業  1938年(昭和13年)鉄道省山田線の駅として開業
     2011年(平成23年)東日本大震災により営業休止
     2019年(平成31年)三陸鉄道の駅として営業再開
□所在地 岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里二丁目1

□マップ

□訪問年月 2022年1月

  

 

三陸鉄道と並走する国道45号から少し離れた住宅街に駅はある。駅前の広場からは駅舎もよく見えないため、知らないと目の前に駅があるとは気づきにくい

 

 

駅前広場から階段をあがりホームへ行く。階段上の左手に見える小さな建物が駅舎だ

 

 

ホームは1面1線。宮古方面に向かって左手側にはホームと同じ高さの道路があるが、駅から直接でることはできない

 
 

釜石方を撮影

 

 

宮古方を撮影。水はけのためホームに傾斜があるので、車いすやベビーカーなどは車輪が線路と平行になるように停めてブレーキをかけておく

 

 

近隣にある吉里吉里海岸は、砂浜を歩くと「キリキリ」と音がするらしく、鳴き砂の浜と呼ばれている

 

 

 

「三陸鉄道を勝手に応援する会」が寄贈した動物駅員たち。隣の大槌駅のキャッチコピーは「鮭とひょうたん島の町」なので、猫たちが掲げているのも鮭に違いない。豊漁で沸き立つ猫たちに和まされる

 

 

駅舎内には子供たち手造りのお宝マップがあった。三陸鉄道の各駅にはこうした地域一体型のアットホームな展示物があり、この地域を応援したいというあたたかな気持ちにさせてくれる

 

 

おすすめの記事