JR津軽線 青森県東北の駅百選休止駅 三厩駅 JR東日本の津軽線(青森~三厩)の終点であり、津軽半島最北端の駅。いつか必ず行こうと思っていたが、2022年夏の豪雨災害で、現在は蟹田から三厩までが不通となり運休している。このまま不通区間廃線案も見え隠れする中、車で三厩駅を訪問した。 基本情報 □路線 JR東日本 津軽線□開業 1958年(昭和33年)三厩(み... 2023年10月26日 makimuraakiko
津軽鉄道 青森県 五農校前駅 津軽鉄道の起点駅「津軽五所川原(つがるごしょがわら)」から2つ目の駅。開業当初は地名に由来した駅名だったが、後に県立五所川原農林高等学校(通称:五農校)の新校舎が駅の南東にできたことにより、駅名を改称している。 基本情報 □路線 津軽鉄道□開業 1935年(昭和10年)一野坪駅として開業 1941年(... 2023年9月17日 makimuraakiko
JR五能線 青森県東北の駅百選 木造駅 1988年(昭和63年)から1989年(平成元年)にかけて、地域振興の目的で実施された「ふるさと創生事業」。青森県の木造町(現つがる市)は、地元の亀ヶ岡遺跡から発掘された遮光器土偶をモチーフに、木造(きつくり)駅と巨大な土偶を合体させた駅舎を造った。令和に入り駅舎の改修工事が行われ、土偶の目がLED照明で七色に光るよ... 2023年8月18日 makimuraakiko
青函トンネル竜飛斜坑線 青森県 青函トンネル記念館駅 青函トンネルが完成し、供用開始した年に青函トンネル竜飛斜坑線が開業。青函トンネル工事用の斜坑を利用したケーブルカーで、鉄道事業法に基づき運営されている。2023年現在、地上の青函トンネル記念館駅と、海面下140mにある体験坑道駅の2駅を結ぶ。駅のある青函トンネル記念館は冬季に閉鎖されるため(団体見学など例外あり)、同... 2023年7月28日 makimuraakiko
津軽鉄道 秘境駅青森県 毘沙門駅 津軽半島の中央部を縦貫する津軽鉄道。毘沙門(びしゃもん)駅は、起点の津軽五所川原から4つ目の駅だ。鉄道林に囲まれた秘境感漂う駅だが、隣には高齢者施設があり、駅の南側を通る道は意外に行き交う車もそこそこある。毘沙門という地名が駅名の由来と思われるが、なぜこの名前がついているのか確固たるいわれはわからない。戦国時代の武将... 2023年7月27日 makimuraakiko
JR五能線 青森県一部有人 十二湖駅 世界自然遺産に登録されている白神山地。その麓に位置しブナの原生林の中に点在する、大小30を超える湖の総称が十二湖だ。2005年からは現在の新駅舎となり、観光の拠点として、産直施設や観光案内所なども設置されている。原則無人駅だが、一部有人の時期・時間帯がある。「リゾートしらかみ」の停車駅(2023年4月現在)。 基... 2023年4月29日 makimuraakiko
JR仙山線 宮城県 作並駅 仙台と山形をつなぐ路線の実現のため、宮城県側から延伸していったのが仙山東線だった。1929年(昭和4年)に仙台と愛子(あやし)が開通し、その2年後に作並(さくなみ)まで延伸した。同区間は非電化で、走行する蒸気機関車の転車台が設置された。1937年(昭和12年)には作並から山寺までの区間が直流電化で開通。山形側から山寺... 2023年4月23日 makimuraakiko
三陸鉄道 岩手県 吉里吉里駅 吉里吉里と書いて、「きりきり」と読む。大変珍しい名前の駅で、大槌町の吉里吉里という土地名に由来すると思われる。作家の井上ひさし氏のベストセラー「吉里吉里人」の舞台となった村は別の場所にあるが、ネーミングのもとになった地名であることから注目をあびた。あたたかな木彫りの動物駅員がいる駅でもある。 基本情報 □路線 ... 2023年1月15日 makimuraakiko
JR大船渡線 岩手県 陸中門崎駅 大船渡線(おおふなとせん)が新規開業した1925年(大正14年)に開業した古い駅の一つ。地図を見ると、路線は陸中門崎駅から東にある千厩(せんまや)に進まず北上して迂回するルートをとる。もろもろの大人の事情が働いたと言われ、迂回ルートの形から鍋弦線などと言われることもある。 基本情報 □路線 JR東日本 大船渡... 2023年1月15日 makimuraakiko
JR磐越西線 福島県 上野尻駅 官設鉄道の岩越線(のちの磐越西線)が野沢から津川まで延伸し、郡山から新津まで全通した時に開業した。福島県の北西端にある西会津町に位置する。1983年(昭和58年)に簡易委託駅となったが、2021年(令和3年)4月1日より完全な無人駅となる。近隣に上野尻ダムがあり阿賀川両岸は桜の名所としても知られる。 基本情... 2022年9月25日 makimuraakiko
JR只見線 福島県 会津横田駅 会津横田は、会津線が会津川口から只見まで延伸した1963年(昭和38年)に開業した駅。近隣の横田鉱山(昭和47年閉山)の最盛期には貨物の専用線があり、鉱石を貨車に積み込むための木製のホッパーがあったというが、今は何も残っていない。2011年7月に発生した「平成23年7月新潟・福島豪雨」により同駅を含む会津川口から只... 2022年8月31日 makimuraakiko
JR只見線 秘境駅福島県 早戸駅 川に霧が立ち込める幻想的な雰囲気が人気の霧幻峡(むげんきょう)。長年途絶えていた霧幻峡渡し船の船着き場近くに早戸駅はある。周囲に民家が少ない秘境駅でありながら、デザイナーズ物件のようなコンクリート打ちっぱなしの駅舎が目を引く。かつては近隣の硫黄鉱山から鉱石を積んだ貨物車用のホームがあったが、現在その痕跡を見ることは... 2022年8月30日 makimuraakiko
JR花輪線 秋田県 八幡平駅 岩手県盛岡市の好摩(こうま)と秋田県大館市の大館(おおだて)をむすぶ花輪線の駅。昭和初期までは秋田鉄道と国有鉄道花輪線に分かれていたが、国有鉄道花輪線が延伸し現在の花輪線として全通した際に開業した駅である。駅の名前は「八幡平(はちまんたい)」だが、所在は秋田県鹿角市八幡平だ。少し南側にある花輪線の駅で「松尾八幡平」... 2022年8月18日 makimuraakiko
JR只見線 秘境駅福島県 会津水沼駅 秘境路線として人気の高い只見線。会津水沼駅は会津線の駅として開業。1971年(昭和46年)に会津若松から小出まで全通し、只見線所属の駅となる。平成23年7月新潟・福島豪雨により駅舎が流出し営業停止。バス輸送を経て同年末に営業を再開した。 基本情報 □路線 JR東日本 只見線□開業 1956年(昭和31年)... 2022年8月16日 makimuraakiko
JR釜石線 岩手県 陸中大橋駅 貨物線の釜石東線として開業後、翌年の1945年(昭和20年)から旅客営業を開始した。1950年(昭和25年)に花巻から釜石までが全通したことにより、釜石線の駅となる。釜石鉱山の拠点としても賑わっていたが、現在は駅舎も撤去され、ホームに待合室があるのみ。構内には鉱石を貨車に積み込むためのホッパー跡が残り、当時の面影を... 2022年8月13日 makimuraakiko
福島交通飯坂線 福島県一部有人 美術館図書館前駅 1924年(大正13年)に、福島飯坂電気軌道が福島から飯坂(現在の花水坂駅)までを開業。森合(現在の美術館図書館前)はその時に開業した駅だ。3年後には現在の終点である飯坂温泉まで延伸した。1942年(昭和17年)には福島から森合までの区間を専用軌道化し、それにともない森合駅も現在の場所に移った。近隣にあった福島大学キ... 2022年8月5日 makimuraakiko
JR北上線 岩手県 和賀仙人駅 北上線は、岩手県の北上から秋田県の横手までの61.1kmの路線だ。北上盆地を南北に走る東北本線と横手盆地を走る奥羽本線をつなぐ路線で、奥羽山脈を横断して東西に列車は走る。和賀仙人駅は、黒沢尻(現在の北上)を起点とする東横黒軽便線の駅として現駅よりも少し西で開業。1962年(昭和37年)、湯田ダム建設による一部区間の線... 2022年4月14日 makimuraakiko
三陸鉄道 岩手県一部有人 大槌駅 青森県の南部から岩手県の三陸海岸沿いを縦貫する三陸鉄道は、北リアス線(久慈~宮古)・リアス線(宮古~釜石)・南リアス線(釜石~盛)の全区間163kmの路線である。東日本大震災により三陸鉄道は甚大な被害を受けたが、2014年までに北リアス線と南リアス線が復旧。宮古から釜石までの区間が不通のまま残されたが、2019年に復... 2022年1月25日 makimuraakiko
三陸鉄道 岩手県 恋し浜駅 1984年(昭和59年)に三陸鉄道の北リアス線(宮古~久慈)と南リアス線(盛~釜石)が開業。小石浜は南リアス線の駅として翌年に新設された。2009年(平成21年)には小石浜地区のホタテブランド「恋し浜」をモチーフに駅名を改称し、縁結びのパワースポットとして観光客を呼び込む展開を始めた。2019年(平成31年)に盛(さ... 2021年10月17日 makimuraakiko
JR五能線 秋田県 岩舘駅 青森と秋田を結ぶJR五能線で、秋田県の最も北、青森との県境にあるのが岩舘(いわだて)駅だ。開業は大正15年と古く、2010年(平成22年)に駅舎を現在のレトロな木造デザインにリニューアルした。2018年(平成30年)に無人化されたが、臨時快速「リゾートしらかみ」が停車する(2021年現在)。 基本情報 □路線 ... 2021年9月23日 makimuraakiko
JR大船渡線 岩手県 真滝駅 一ノ関から摺沢(すりさわ)まで、大船渡線(おおふなとせん)が新規開業したのが1925年(大正14年)のこと。一ノ関の次駅である真滝は、そのタイミングで開業した大船渡線で最も古い駅の一つだ。真滝駅周辺の土壌には「亜炭(あたん)」と呼ばれる炭化度の低い石炭が多く含まれており、真滝駅から多くの亜炭が出荷されていたという。無... 2021年8月1日 makimuraakiko
JR仙山線 秘境駅宮城県 奥新川駅 1937年(昭和12年)に仙山線が全線開通し、奥新川(おくにっかわ)駅はそのタイミングで開業した。面白山高原駅に次いで標高が高く、仙山線において宮城県で最も西に位置する駅である。古くは秋保鉱山の開発で集落が形成され、その後も仙山線工事の作業員で賑わいをみせたが、年々過疎化が進んでいる。以前は市営のキャンプ場も近くにあ... 2021年7月22日 makimuraakiko
JR磐越西線 秘境駅新潟県 日出谷駅 日出谷駅は、岩越線(のちの磐越西線)が全通した際の最後の区間(野沢-津川)にある。最も奥地で最後に開業した駅である。福島県の郡山と新潟県の新津を結ぶJR磐越西線では、喜多方より西の区間は非電化となっている。かつては機関車駐泊所や転車台、給水施設など鉄道拠点として賑わったこともあったが、現在は無人駅となっている。臨時快... 2021年5月24日 makimuraakiko
JR仙山線 秘境駅山形県 面白山高原駅 仙台と山形をつなぐ仙山線は、最後まで残されていた作並と山寺の区間が、1937年(昭和12年)に全線開通。この区間の工事の肝であった仙山トンネル(通称:面白山トンネル)の竣工によるものだった。同時に、トンネルの山形側出口に「面白山仮乗降場」も作られた。後に駅に昇格し、現在の面白山高原駅となった。冬季になると積雪の為、鉄... 2021年5月4日 makimuraakiko
JR奥羽本線 秋田県 陣場駅 陣場駅の開業は明治32年と古い。青森との県境にある矢立峠を越えるため蒸気機関車の基地としてにぎわったこともあったが、時代の流れとともに衰退。複線化された1970年(昭和45年)の翌年に、駅は無人化された。複線化された際に陣場-津軽湯の沢の区間は新線に付け替えられ、この区間には今もなお旧線の鉄道遺構が点在している。 ... 2021年5月1日 makimuraakiko
JR五能線 秋田県 東八森駅 43駅あるJR五能線の中でも、東八森は大正15年に開業した古くからある駅(開業当時は能代線)。開業時の駅名は八森(はちもり)だったが、その後、当時の八森町役場が椿駅(現在の八森駅)近くに移転したことを機に、東八森に名前を変えている。駅舎は一見すると有蓋貨車を改造したようにも見えるが、改造貨車ではなくシンプルな箱型のデ... 2020年10月29日 makimuraakiko
JR五能線 青森県 艫作駅 JR五能線の中でも難読駅として知られる艫作駅。つい「ろさく」とか「ろつくり」などと読んでしまうが、「へなし」と読む。駅が立つ場所が舮作(「舮」は略字)という地名であることに由来する。当駅は、五能線が全線開通した年に開業。駅舎は老朽化により近年建て替えられており、新駅舎は深浦の海と北前船(きたまえぶね)をモチーフにした... 2020年10月11日 makimuraakiko
JR五能線 青森県一部有人 深浦駅 深浦はJR五能線の中でも要となる駅だ。秋田県の東能代(ひがしのしろ)から青森県の川部をつなぐ五能線は、当時の陸奥鉄道・五所川原線と能代線が少しずつ延伸し、最終的に1936年(昭和11年)に深浦で全線開通となった。深浦駅が完成したのは、五所川原線が深浦まで延伸した1934年(昭和9年)である。以前は転車台(列車の方向を... 2020年10月6日 makimuraakiko
JR只見線 福島県 会津蒲生駅 只見線は、福島県会津若松市にある会津若松から新潟県魚沼市の小出(こいで)までを結ぶ路線だ。2020年7月現在、会津川口から只見までの区間が不通になっている。不通区間の駅は全部で6つ。会津蒲生(あいづがもう)はその不通区間にある駅である。ホームに少し雑草ものびているが全般的によく手入れがなされており、路線復活の日をじ... 2020年8月7日 makimuraakiko
JR八戸線 青森県 種差海岸駅 司馬遼太郎氏の「街道をゆく3 陸奥(むつ)のみち」に、「どこかの天体から人がきて地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差(たねさし)海岸に案内してやろうとおもったりした。」とある。それほどに美しい種差海岸は、東北の自然を感じながら歩く「みちのく潮風トレイル」のモデルコースにも組み込まれて... 2020年7月26日 makimuraakiko